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<レポート>「THE DOG × SHOGO SEKINE」ポップアップストア & “SAVE THE DOG PROJECT” トークイベント、11月17日(水)–23日(火) 銀座三越にて開催!

 株式会社THE DOG COMPANYが展開している「THE DOG™」は、2021年11月17日(水)~23日(火)、銀座三越本館3階にて「THE DOG × SHOGO SEKINE」のポップアップストアを展開し、期間中本館7階においては“SAVE THE DOG PROJECT”のトークイベントを開催いたしました。
 11月20日(土)は、保護犬を家族に迎え入れ楽しく生活を送っていらっしゃるモデルの桐山マキさん、宮古島SAVE THE ANIMALS代表の中原絵梨奈さんをゲストに迎え、株式会社THE DOG COMPANY及びNPO法人DOG EAR FUNDSの代表を務める鈴見純孝と共にトークショーを行いました。MCはDOG BLESS YOUの代表であり、ラジオパーソナリティーの松本ともこさんにご担当いただきました。

▲左から、(株)THE DOG COMPANY兼NPO法人DOG EAR FUNDS代表 鈴見純孝、モデル 桐山マキさん、宮古島SAVE THE ANIMALS代表中原絵梨奈さん

「THE DOG 20周年」驚きのコラボレーション


松本ともこ(以下 松本): 魚眼レンズで撮影されたユニークな表情が特徴的なTHE DOGですが、鈴見さん、2000 年の 誕生以降、世界50カ国以上で愛されているとか。

鈴見純孝(以下 鈴見): インスタなどSNSフォロワー20万人超えです!

桐山マキ(以下 桐山): 20万人超え! スターですね笑。

松本: そんな大人気のTHE DOGは20周年の節目を迎えリブランディング、新たにスタイリッシュにスタートしましたね。まず驚いたのは今回の「世界的イラストレーターSHOGO SEKINE」とのコラボレーション! 桐山さん、3階のポップアップストアはご覧になりました?

桐山: はい、まず魚眼レンズで撮ったワンちゃんの写真が目を引きました!そこにSHOGO SEKINEさんとのコラボ商品がずらりと並んでいて、すごくオシャレでクオリティが高くて驚きました。今着させていただいているTシャツも素材が良くて肌触りが本当に気持ちいいんです。

松本: 鈴見さん、このコラボはどのように実現したのですか?

鈴見: 僕自身が関根さんのファンだったのですが、関根さんが飼っていらっしゃる4頭の大型犬のうち2頭が保護犬というのをSNSで知りまして。夏ぐらいからコンタクトを取らせていただき、今回のコラボが実現しました。世界的なイラストレーターの関根さんがTHE DOGの考え方に共感して下さったこと、とても嬉しく思っています。

▲3F「THE DOG × SHOGO SEKINE」POP UP STORE

リブランディングに込めた「メッセージ」


松本: リブランディングにかける思いをお聞かせ下さい。

鈴見: 世界中で愛されているブランドではありますが、知名度が高いからこそ、もっとメッセージを伝えていくことが出来るのではないかと思ったんですよね。今回のリブランディングは、単にデザイン性のアップデートだけでなく、ブランド自体がメッセージを発信するようなブランドにしていきたい、これも含めて「リブランディング」と考えています。実際にペットを心から愛する人たちのもとで幸せに暮らす犬や猫たちもいる一方で不幸な犬たちも。そんな子たちに目をむけて、ひとつでも多くの命を助けられればなという思いもあり、そこにTHE DOGが少しでもお役に立てればいいなと。

SAVE THE DOG[保護犬を救う]具体的な活動~「DOG EAR FUNDS」


松本: THE DOGリブランディングの柱の一つであるSAVE THE DOG PROJECTとは?

鈴見: THE DOG COMPANY全商品において売上げの一部を寄付しようというプロジェクトです。商品を買うと自動的に寄付につながります。

松本: 可愛い商品を買うと寄付につながる、、、すごくいいですね。私も寄付したいという思いはあるのですが、いざ寄付をしようとするとどこにして良いかわからなくなったりしていました。

鈴見: そうですよね。実は我々もいざ何処に寄付しようかと考えた時に、日本の中でも数百という保護団体があり一つに絞れない…。じゃあ、責任持って行動するために自分達でやってみようと「DOG EAR FUNDS」というNPO法人を立ち上げました。

松本: DOG EARですか?

鈴見: はい。英語で「書籍の角を折る」ことを、その形が犬の耳に似ていることからDOG EARと言うそうで、そこから「大切なことを忘れない、心に留めておいてほしい」という願いを込めてこの名前をつけました。 1 回ごとの寄付や毎月300円からのマンスリー寄付など、自分に合った方法で犬と猫と人が幸せに暮らせる社会の実現をサポートできますので、よかったらHPご覧下さい。

保護犬活動を終わらせるための保護犬活動「宮古島SAVE THE ANIMALS」

松本: 宮古島ではどんな活動をしているんですか?

中原絵梨奈(以下 中原): 宮古島で保護犬猫のシェルターをやっています。保護活動は現在3年目になりますが、当初、保健所からの保護を中心にやっていたらすぐに限界がきたんですよね。保健所から引き取っても引き取ってもまたすぐ収容される現実に直面して。
 「何故減らないんだろう」というところに着目し、「これは方向性を変えていかないと」ということで、すぐに「避妊去勢手術」を活動のメインに切り替えました。目的を「終わらない保護活動を終わらせること」に切り替えたのです。
 そうしたことで当初、私の保護施設には犬が120頭、猫が100頭を超える状態だったのですがこの3年で約半分になり、やっと数字で現れてきました。

松本: なるほど。でも始めた頃は本当に大変でしたね。

中原: そうですね。もちろんスタッフはいるんですけれど代表は私一人。命を一人で抱えなければならないという責任もありました。しかし一個人が抱えるには限界があるなと。そう思った時に「保護活動」という事自体を変えていかなければならないんじゃないかと感じました。避妊去勢を進めて、将来的にはこの保護施設や保護活動が必要なくなるという社会を作りたいと思っています。

家族の一員として保護犬を迎えるということ


松本: 桐山さんと中原さんは、プライベートなお付き合いがあるとか。

桐山: そうなんです。一年ちょっと前に、絵梨奈さんのところの保護犬が我が家の家族になったのがきっかけで、宮古島SAVE THE ANIMALSに興味を持ってインスタなどで活動を拝見するようになりました。そんな中で「保護犬を減らすためには蛇口を閉めないといけない」という考え方に賛同し、私も医療費支援プロジェクトを立ち上げ、チャリティーTシャツなど作って販売し、売上げから寄付をさせてもらっています。

松本: 保護犬を迎えるのは今回が初めて?

桐山: うち今3匹いるんですけれどそのうち1匹は譲渡会で。2匹目は、宮古島SAVE THE ANIMALSから東京のシェルターに来た子とお見合いし、トライアルで2週間預かった上で、受け入れさせてもらって。 絵梨奈さんは、里親として送り出した後も連絡をくれ「その後の生活もケアする」そんな姿勢も素敵だなと思いました。動物に興味ある人もない人も、犬を飼いたいと思った時に「保護犬」も選択肢の一つとして考えてもらえたらいいなとも思い、私も活動しています。

松本: 私もラジオで「保護犬を受け入れたい」という相談を受けたりするんですが、家族に説明できないとかいう悩みも。

桐山: そうですね。でもちゃんとトライアルもあるし「里親が見つかるまでのボランティア」というスタイルもある。自分ができることをできる範囲でやっていけばいい輪が広がるのではと思ってやっています。

松本: 保護犬の大変なところは?

桐山: すごく怖がりっていうところですかね。音がしただけでビクッとしたり。うちのココワカメさん(保護犬の名前)も、散歩しているとランナーに驚いたり。初めの頃は、ゆっくり慣れてもらうように状況を見ながら対処していました。

中原: 宮古島は特に車もあまり通らないし、救急車もあまり来ない。そういう環境なのでなかなか都会の環境にすぐ合わせられないのが現状です。そのため一旦、信頼の置ける東京のシェルターさんに預け、そこから里親さんのところに行ってもらったりもしています。身近に相談できる人もいることで里親さんも安心するようです。

THE DOGと宮古島との素敵なコラボ「NO BORDERSプロジェクト」

松本: 中原さんのやっている宮古島SAVE THE ANIMALSとTHE DOGがジョイントして新たなプロジェクトがスタートしています。このきっかけは?

鈴見: 私はトライアスロンが趣味で、年に何度も宮古島に行き、島一周自転車で走ったり、大会に出たりしていたので、その頃から宮古島SAVE THE ANIMALSの存在は知っていました。また実際に、友人は島から保護犬を運ぶボランティアをしていたり、知り合いの娘さんの会社が寄付なさったりしていたので身近に感じていました。そんな中、中原さんに直接連絡し、ZOOMで2、3回話をさせてもらい、スタッフさんと一緒にとても熱心にやっていらっしゃることや、離島ならではの特殊な環境があるということを知り、我々も何か協力できないかとの話し合いの中、「協働」プロジェクトとして離島の壁を越えようという想いの下「NO BORDERSプロジェクト」をご提案しました。

松本: 中原さん、そんな連絡をもらっていかがでした?

中原: THE DOGが有名すぎて、スタッフと「え?本当にTHE DOG?」って(笑)。でも宮古島のこういった活動を知ってもらった事がまず嬉しかったです。また通常はシェルターを大きくしていくのが夢となるかもしれないのですが、私の「シェルターを小さくしていきたい」という考え方に初めて共感して下さったのが鈴見さんだったので、「是非一緒に何かスタートしたい」と感じました。
 島の保護活動においては、島民も少ないので里親が見つからなかったり、心臓などに疾患のある子は飛行機に乗れず島の外に出られないという場合もあります。その中でこのプロジェクトは「島に残った子にもちゃんと医療が受けられるように」と考えています。また飛行機に乗れる子はどんどん壁を取っ払って他県へも送り出そう、ボーダー(壁)をなくそうという考えもあります。

鈴見: 先日、宮古島に行って実際見て来ました。施設内にはきちんと病院としての機能があり凄いなと。

松本: 離島で動物病院を作るって大変なことですよね。

中原: そうですね、離島は人間の医療も整ってない状態の中で、保護犬猫に特化して治療をしてくれるところはなかなかなくて。去年の8月に施設内に病院を作り、メインを東京からお医者さんに来てもらっています。

松本: 素晴らしい取り組みですね。

鈴見: 日本は島国なので同じような環境のところも多いんじゃないかと思いますよね。宮古島を皮切りに徐々に色々なところに広めていければと中原さんと話しています。

NO BORDERSプロジェクトの現在、そして未来

松本: プロジェクトはもう始まっているんですよね?

中原: はい、第一回目の支援をいただきまして、今回「犬30頭分、猫50頭分のワクチン」の医療支援に使わせていただきました。宮古島は暖かいので、感染症が増えやすいのですが、野良犬達は飼い主がいるわけでもないので誰も「ワクチンをやりましょう」とは言ってくれない。そんな中、今回いただいた支援は未来につながって行くと思います。

松本: 着実に成果が出てきそうですね!

中原: そうですね。これまでに3年かけて保護犬数を半分にしていったので、少し時間はかかるかもしれないけど着実に成果は現れると思います。

松本: 鈴見さん、今後の展望は?

鈴見: 寄付だけに頼るのは非常に難しいと思っていて、“株式会社THE DOD COMPANY”と“NPO法人DOG EAR FUNDS“の2軸でビジネスと社会貢献の連動を行って行ければいいなと考えています。

松本: そう、少し話は変わりますが、今年からカレンダーをオンライン販売のみにしたとか?

鈴見: そうですね、これに関しては沢山のご意見もいただいているのですが、販売側としては店頭に置いて頂き、実際に手に取ってご覧頂きたいという思いはあります。ただ、カレンダーという商品の性質上、翌年の2、3月にたっぷりと返品がきてしまい、大量の廃棄を伴う。
 私たちは犬猫に優しくありたい企業としてスタートしていますが、地球にも優しくありたい。そんなことを思い、模索しながらですが最終的にオンライン販売という形を取らせて頂きました。

松本: なるほど、そういうことだったんですね。そのような思いがあることを消費者の皆さんにご理解いただけると嬉しいですね。
 それでは、最後に桐山さんからメッセージを。

桐山: 皆さんも保護犬や保護猫に興味を持っていらっしゃる方も多いと思うのですが、もっと情報としてたくさんの人に知ってもらうために広げていただけたら嬉しいなと。またワンちゃん猫ちゃんを飼えない状況の方もグッズを買うことで貢献できるのでぜひ今回のTHE DOGの可愛いコラボ商品を手にとって頂けたら嬉しいです。

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今回のトークショーでは日本有数のビーチリゾートとしてもお馴染みの宮古島での保護活動の状況を皮切りに、THE DOGの新たなるヴィジョンをお伝えいたしました。
11月21日にはモデルのYuriさん、23日にはタレントの磯山さやかさんにもご登壇いただき、ご自身の犬との生活を交えてお話いただきました。
株式会社THE DOG COMPANY、及びNPO法人DOG EAR FUNDS、そして宮古島SAVE THE ANIMALSの今後の活動にご注目ください。

【寄付に関する情報】
NPO 法人 DOG EAR FUNDS HP:https://dog-ear-funds.com

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